1.紐無脚側行進 |
紐無しで全50歩(15歩・20歩・15歩)のクランク形コースを脚側行進する。脚側行進は往復とし、往路は常歩(約20歩)緩歩(約10歩)常歩(約20歩)とし、復路はすべて速歩とする。
出発点で脚側停座させ、審査員の指示により、常歩にて脚側行進で前進し、第1屈折後約5歩にて緩歩となり、約10歩にて再び常歩に戻し、終点で右回りして折り返し、そのまま止まらずに速歩にて出発点に戻り、向きをかえ脚側停座させる。
声視符は、出発、屈折、回転、速度の変化、停止等で各々1回とする。
紐は、出発点で脚側停座させてから外し、指導手の肩か首に掛ける。 |
12点 |
2.停座及び招呼 |
出発点で脚側停座させ、審査員の指示により、常歩にて脚側行進で前進し、約10歩前進した地点で犬に停座を命ずる。命ずる際には、指導手は歩度を変えることなく停座を命じ(声符と視符を併用してよい)指導手のみ常歩で約15歩前進し、回れ右をして犬と対面する。審査員の指示により、犬を招呼し、犬が直前に来たら対面停座させ、審査員の指示により、脚側停座させる。
その際、犬は指導手の後を回っても、直接左脚側に付いてもよい。 |
8点 |
3.伏臥及び招呼 |
実施要領等は、PGH1の服従作業2の2項の「停座及び招呼」に準ずるが、停座の動作を伏臥に換える。 |
8点 |
4.立止 |
出発点で脚側停座させ、審査員の指示により、常歩にて脚側行進で前進し、約10歩前進した地点で犬に立止を命ずる。命ずる際には、指導手は歩度を変えることなく立止を命じ(声符と視符を併用してよい)指導手のみ常歩で約15歩前進した地点で回れ右して折り返し、常歩で犬のもとに戻り、立止している犬の後を回り、その右側に立ち、審査員の指示により、脚側停座させる。 |
8点 |
5.物品持来 |
出発点で脚側停座させ、審査員の指示により、重さ100g以上の木製のダンベルを前方7m以上に投げ、ダンベル静止後、審査員の指示により、犬に「持って来い」等の命令をかけ、出発させて、ダンベルを持来させる。犬がダンベルを持来したら、対面停座させ、審査員の指示により、正面で受け取り、審査員の指示により、脚側停座させる。 その際、犬は指導手の後を回っても、直接左脚側に付いてもよい。 |
8点 |
6.障害飛越 |
障害の高さは約80cmとし(公認犬種外の場合は概ね犬の体高の1.2倍)飛越は片道とする。
障害から任意の地点で犬を停座させ、審査員の指示により、犬のみ出発させて障害を飛越させた後、立止を命ずる。犬が完全に停止したら、審査員の指示により、指導手は犬のもとに至り、その右側に立ち、審査員の指示により、脚側停座させる。 |
8点 |
7.休止 |
犬の紐を外し伏臥させ(その際手を使ってもよい)、5分間の休止を命ずる。
審査員の指示により、指定された地点で犬を伏臥させたら、指導手は犬の正面方向に常歩で犬から離れ物陰に隠れる。5分経過後、審査員の指示により、常歩で犬のもとに戻り、その右側に立ち、審査員の指示により、脚側停座させる。 |
8点 |
8.立止時の銃声テスト及び対人態度等 |
犬に紐を付けてもよく、又紐無しでもよい。
立止時の銃声テストは、指定された地点で犬に立止を命じ、指導手は犬の身体に触れることなくその側に立つ。約10m離れた地点でピストル(陸上競技のスタート用)を発砲し、音響に対する態度を見る。1回にて判定困難な場合は再度発砲する。
対人態度等は、審査員が立止している犬の近くに寄り、指導手と話をするなどしながら、犬の態度等を観察する。 |
10点 |