訓練競技会・審査会のシステム
審査会のシステム
当協会では、一般に知られているドッグショーを「審査会」と称しています。
審査会は、協会本部主催、支部主催、犬種クラブ主催で、全国各地で行われます。
当協会の審査会は、警察犬指定犬種7犬種(当協会登録犬に限ります。)を犬種、クラス(年齢)、牡・牝別にそれぞれ分け、主に個体審査と比較審査を別々に行う2審制をとっていますが、支部主催又は1犬種のみで行う単独展では、状況により個体審査と比較審査を同時に審査する1審制で実施する場合もあります。
クラス表 | |
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幼犬特組 | 満4か月以上6か月未満 |
幼犬小組 | 満6か月以上9か月未満 |
幼犬大組 | 満9か月以上12か月未満 |
若犬組 | 満12か月以上18か月未満 |
未成犬組 | 満18か月以上24か月未満 |
成犬組 | 満24か月以上 |
※なお、このクラス分けは審査会当日の年齢です。
審査会に御愛犬を出陳させるには、当協会の会員であることはもちろん、当協会の登録犬に限られます。また、本部・支部・犬種クラブ等の主催・犬種・クラス等によって、それぞれ決められた犬の資格を取得していなければ出陳することができません。
審査は個体審査から始まりますが、ここでは、犬種のスタンダードに基づき1頭ずつ細かく目の色や形、歯の噛み合わせ、被毛の色、歩き方、性格、全体のバランス、当日のコンディション等の個体を審査します。この個体審査が全犬終了してから、次の比較審査に移ります。
比較審査は、申込みによってあらかじめ決められた出陳番号順に、会場に設けられたリンク(普通は楕円状の型)に並び、このリンクの外側をハンドラーと一緒に回ります。次に、既に終了した個体審査時の結果を元に、ピックアップ(良い犬から順に選ばれる。)が行われ、それぞれの犬が比較されていきます。クラスによっては、犬の稟性をみるために数頭ずつ、あるいはリンクを回っているときに音響(競技用等のピストルの銃声音)テストを行います。
これらの総てが総合的に審査され、犬種、性別、クラスごとに最上位犬のチャンピオンの他にそれぞれのタイトルと評価が与えられます。
タイトルは、クラスによっても違いますが、チャンピオン1頭、チャンピオングループ、リザーブチャンピオン、Vグループ、優グループや席次等の順に若干頭ずつ選ばれます。幼犬特組はチャンピオンのタイトル名の変わりにプリンス(牡)、プリンセス(牝)というタイトルが使われ、その次の順位に準プリンス、準プリンセスのタイトル名が使われますが、幼犬特組には評価はつきません。
また、単独展では最上位犬のチャンピオン名の代わりにビクター(牡)、ビクトレス(牝)、その次の順位にビクターグループ、ビクトレスグループ等の名称が使われます。
評価名は犬種によって違います。ボクサー、ドーベルマン、は上からV(=優)・SG(=特良)・G(=良)・A(=可)・M(=不可)・O(=失格)の6つの評価からなります。
エアデール・テリア、コリー、ゴールデン・リトリーバー、ラブラドール・リトリーバー、シェパード犬は優・特良・良・可・不可・失格の評価名が付けられます。シェパード犬の成犬組に限り、最高評価の最優という評価が与えられます。
本部主催の審査会
日本チャンピオン決定審査会 ≪全国の優秀な犬がその体型と資質を競う。≫
毎年4月に開催します。当協会指定犬種のエアデールテリア、ボクサー、コリー、ドーベルマン、ゴールデン・リトリーバー、ラブラドール・リトリーバー及びシェパード犬が犬種別、年齢、性別に分かれ、それぞれ個体審査・比較審査を行って審査員が評価し、最も資質の優れた犬を日本チャンピオンに選び、順位を決める審査会です。
ほかに、出陳に訓練資格・種犬認定の必要のない『特別日本チャンピオン決定審査会』があります。
個体審査
比較審査
ガウン贈呈
チャンピオングループ入賞犬